どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

福島県2町の“中間”貯蔵施設受け入れと/     防衛省の民間活用策“フェリー”借り上げ

-No.0347-
★2014年09月03日(水曜日)
★《3.11》フクシマから → 1273日
★オリンピック東京まで → 2151日

*あした4日から14日まで、また《3.11》巡礼の旅に行ってきます。13度目になる今回は、津波災害からの復興を果たしながら深刻な人口減に悩む、道南の離島「奥尻島」のいまを、東北地方のこれからのためにも、シッカリと視てきたいと思っています




◆“中間”が“最終(永久)”貯蔵施設になるだろう予感

 福島県大熊町双葉町が、除染廃棄物の中間貯蔵施設建設を受け入れた。
 県の方針に従ったというカタチで、見返りは3000億円の交付金
 これが〈落としどころ〉だったのかも知れないが、県や町は住民たちに代わって、もっともっと国の原発政策に揺さぶりをかけてもらいたかった。

 だって、これじゃヤッパリ「金目でしょ」だったことになってしまう。
 だいいち、30年以内の“中間”ではなく“最終”処分場になることだって十二分にありうる。
 国はそれくらいのこと平然と、これまでもやってきたし、これからもきっとやるだろう。

◆あの災害派遣“フェリー”が兵員・武器輸送にも

 防衛省が〈訓練や大規模災害などに備えて〉、民間船会社2社とフェリーを借り上げる契約を結んだという。
 新日本海フェリーの「はくおう」と、津軽海峡フェリーの「ナッチャンWorld」。どちらも国内では有数の大型フェリーで、これまでにも訓練などでチャーターされた実績がある。

 年間契約で約3億5000万円といえば莫大な額だが、それでも、輸送艦の新造にかかる数百億円に比べれば遥かに安い。海上自衛隊が現在保有している大型輸送船は3隻で、大部隊の移動にはたりないのだという。
 大部隊の移動…とは、いうまでもない“有事”のことである。

 船が好きで、津軽海峡フェリーにはもう幾度もお世話になっているボクは、「ナッチャンWorld」にはまだ乗船のチャンスがないけれど、その存在感のある船体は港で見知っている。

 《3.11》後の東北巡礼の途次、宮城県亘理町のイチゴ農家の方々が移住生産している北海道伊達市へも足をのばしていることは、すでに繰り返しお話している。そのたびに少なくとも片道、あるいは往復に津軽海峡を渡っているのだ。
 ただ「ナッチャンWorld」という船は、夏季繁忙期限定(つまり夏休みの子連れ旅客をあてこんでのこと)の運航で、とうぜん海景を堪能できる日中便にかぎられるから、夜行便のつごうがいいボクには、なかなか乗ることができない。

 09年から就航している「ナッチャンWorld」は、アルミ軽合金製の双胴型高速船で10712トン。「世界中から集った仲間たちがパレードする」イメージの、イラストが船体を彩って子どもたちに人気がある。
 大型船だから輸送力も、空間のゆとりも大きい。

 この船は《3.11》の折にも、自衛隊の要請で「緊急災害援助部隊派遣」の任務にチャーターされ、また北海道からの要請で「支援物資輸送」にもあたっている。
 だから、借り上げ“チャーター”はあっていい、いや、あるべきなのだろう、けれど。
 “災害派遣”のありがたさと、“集団的自衛権”がらみの“有事”の憂いとが、ボクにはなんとも悩ましいかぎりなのだ。

*写真は、津軽海峡フェリ-の双胴型高速船「ナッチャンWorld」(フラー百科事典『ウィキペディア』より借用)*