どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

「床暖房」工事につき〈おやすみ〉いただきます……(3/9)

-No.2193-
★2018年09月23日(月曜日、秋分の日
★11.3.11フクシマから → 3119日
★ オリンピックTOKYOまで →  305日
★旧暦8月25日
(月齢24.1、月出23:49、月没13:40)



◆前にも申し上げましたが…

 ことしは、ざんねん、《11.3.11》東日本大震災被災地東北・巡訪の旅、をとりやめました。

〈手もと不如意〉につき、費用の工面がつかず。
 リビングに「床暖房」を施すことになり、その入費がかさむことになったから、やむをえません。

 ハイ、ぼく、根っからの「暑がり」で「寒がり」。
 これも歳のせいでしょう、その傾向は増すばかり。怠け癖をつけないために、少しでも身体を動かしやすい環境を、ととのえておくことにしたのです。

 立ち居振る舞いが不自由というか…そんな些細ことさえ億劫になったら、もうイケマセンから……

 また
 これをチャンスに、「ぼくガンジーの住まいのくふう」を、このブログのテーマのひとつに、加えさせていただきましょう。
〈書き〉あきないように、〈読み〉あきられないように……

 よろしく、お頼みします。 

「床暖房」工事につき〈おやすみ〉いただきます……(2/9)

-No.2192-
★2018年09月22日日曜日
★11.3.11フクシマから → 3118日
★ オリンピックTOKYOまで →  306日
★旧暦8月24日、下弦の月
(月齢23.1、月出22:51、月没12:41)




◆前にも申し上げましたが…

 ことしは、ざんねん、《11.3.11》東日本大震災被災地東北・巡訪の旅、をとりやめました。

〈手もと不如意〉につき、費用の工面がつかず。
 リビングに「床暖房」を施すことになり、その入費がかさむことになったから、やむをえません。

 ハイ、ぼく、根っからの「暑がり」で「寒がり」。
 これも歳のせいでしょう、その傾向は増すばかり。怠け癖をつけないために、少しでも身体を動かしやすい環境を、ととのえておくことにしたのです。

 立ち居振る舞いが不自由というか…そんな些細ことさえ億劫になったら、もうイケマセンから……

 また
 これをチャンスに、「ぼくガンジーの住まいのくふう」を、このブログのテーマのひとつに、加えさせていただきましょう。
〈書き〉あきないように、〈読み〉あきられないように……

 よろしく、お頼みします。 

河野太郎と小泉進次郎に見る……         近い将来のニッポンどこ行く

-No.2190-
★2018年09月20日(金曜日)
★11.3.11フクシマから → 3116日
★ オリンピックTOKYOまで →  308日
★旧暦8月22日、彼岸入り
(月齢21.1、月出21:18、月没10:41)





◆神奈川11区と15区の2人

 第4次安倍改造内閣が9月に発表された。
 これといって目新しさもない、「子分&お友だち+在庫整理=内閣」に、ちょっとだけ注意の目を向けておきたい、と思ったのは……

 日本の政治の将来の見とおし。
 …といっても、あいかわらず視界はハッキリしない、けれども、そんななかで、この2人をチェックしておく意味があるのではないか。そんな気がした。
 ポスト安倍のこともある…が。

 それよりも。
 国際関係のタガが緩んで、各地にキナ臭い火種が燻〔くすぶ〕りはじめている、いまこのとき。
 日本の進路を図る、ひとつの指標と見ることができるのではないか…と思うからだ。

 ……………

 その2人とは…
 河野太郎(56)と小泉進次郎(38)。

 河野が、衆議院・神奈川15区(平塚市茅ヶ崎市、大磯町、二宮町)で8選のキャリア。選挙区での人気には高いものがあって、次期総裁候補にも名が挙がる。

 小泉が、同じく衆議院・神奈川11区(横須賀市三浦市)で、まだ3選ながら、ご存じのとおり、いまいちばんに人気は高く、早くも次期総裁に期待する声もあるほどだ。
 ちかい風土に育った2人でも、置かれた立場や環境には大きな差もある。

◆安倍にとりこまれたか…河野太郎

 河野は、政治家でしかも陸上競技に縁の深い家系に育ち、自身も慶応義塾高校時代は陸上競技部箱根駅伝を目指していた。
 いうまでもなく、海外留学もふくめて学歴にも不足はない。

 父・河野洋平は長らく衆議院議長を務めた党の重鎮(これも代々のこと)だったが、いちどは自民党総裁にまでなりながら、ついに総理にはなれなかった。
 長男の太郎には、じぶんこそは「総理の椅子に!(これも河野家代々の悲願かも…)」の想いがあったろう。

 実際、彼もかつて一度は、総裁選に名乗りをあげたが、少数派閥の殻をついに破れなかった。
 現在は、党内の最大派閥の麻生派に属するが、自身にとってはどうか…。
 かつては、「次の総理に期待したい人」のポイントも稼いだが、いまは後続世代の小泉進次郎におカブを奪わてしまっている。

 河野太郎という人は、性(格)=ストレート。よく言えば「嘘がつけない、すぐ顔に出る」。
 野球にたとえるなら、投げてはもちろん直球一本槍。打っても同じで、直球には喰らいつく(ヒットを打てるかは別)が、変化球には手が出ない(ファウルで粘ることもできない)。

 若いときのスポーツマンならワカルが、彼の立ち位置は政治家、しかも、もう若くはない。大きな包容力をもって構えるだけの、ゆとり、度量のないのが惜しい。

 外務大臣としての、とくに日韓関係では、この点、対応のドギツさが際立ちすぎた。もちろん韓国にも非(問題)はある…が、外交で相手に遺恨をもたせてしまうほどの、行きすぎは論外であろう。
 記者会見などでの、問答無用のシャットアウト態度もたびたびで、政治家としての資質を問われかねない。
 世渡り下手…のイメージが、あらゆる面でソンをしている。

 安倍総理とは、キョリを置く立場だったはずが、外相の椅子でとりこまれ、挙句、ヤリすぎで防衛相に格下げ(ダレより本人がそう思ってムッとしたらしい)された。
 原発問題で、いまは記者の質問さえシャットアウト。弱みを衝かれてキレるようでは、総理のメはない。

 ぼくは、彼の「原発不経済」論には賛同する者で、ほかにも〝開明〟的な思潮には好感をいだいてきた…が。
 政治家ゆえの「言えない事情」があるとはいえ、彼のメルマガ「ごまめの歯ぎしり」が、いまは虚しく。逆効果でしかない、ことを知るべし。

 このあたり、よくよく考えて出直さないと。
 庶民のキビシい見方は、同じ総裁候補の岸田文雄(62)に対する評「ドコのダレなんだか」と似たり寄ったりではないか……

◆こんどはお前もか…小泉進次郎

 この人の、「人気を味方に選挙につよい」ウケのいい発信上手は、とにかく、みごとにスゴイ。党内随一の知名度は伊達じゃない。

 好感度づくりの発言、受け応えのキレのよさなど、ほかの、これまでの政治家にはなかったものだ。
 (コワいのは、羨〔うらや〕みから妬みに移行するカタチでの、同僚からの反感か…)

 行動の巧みさにもキラリと光るものがある。
お・も・て・な・し」の滝川クリステルさんとの結婚でも、首相官邸での発表会見など…ひとつ対応を誤ればアブナイところを、周到なヨミと対策でのりきり、ボロを見せないしたたかさは、政治家の資質そのままかも。

 期待に応えようとする行動力、すばやさも、さすが。
 初入閣の環境相原子力防災担当兼務)になってすぐ翌日の福島訪問など、もちろん、いつも「見られている」意識を忘れない、きわめつけの態度にソツはない。

 ただ、いちばんの泣きどころは、やつぱり若さゆえの不安定感。
 これは、やむをえない面もある、けれど。
 大臣就任で「育休どうする」を問われ、なんとかキリ抜けはしたものの、自身(冷や汗もの)だったろう。

 これから、対処していくことになる「原子力」、「防災」ともに、重い課題だ。
 河野と同様、安倍にとりこまれた弱みを露呈することになるか、正念場だと思う。

「ソツなし」の面皮を、どうやって乗り越えるか…が勝負どこ。

◆一寸先は闇…の政界で河野・小泉タッグはあるか!?

 もはや、国内・対外どっちにしても手詰まり感ぬぐえない、いま。 
 ささやかれるような「安倍総裁4選」のようなデキゴトでもあれば、あぶない日本。

 少なくとも、〈舵とり交代〉はかかせないだろう、が。
「次期総裁候補」と下馬評にあがる人たちの顔ぶれを見ても、「清新」にはほど遠いばかり。
〈安倍一強〉に堂々と、これまでは対抗してきた石破茂(62)にしても、本気でヤル気があるのかどうか…どうも、あやしくなってきた感、拭えない。

 ならば、そんな目がゲンジツにあるものか、どうか…は別にして。
 少し早いが、年明けの「初夢」など想い描いて見る。

 安倍にとりこまれたかに見せた(……)、河野・小泉がタッグを組んだら。
 少なくとも、〈富者・強者べったり〉&〈アメリカべったり〉で、独自性など毛ほどもない、いまの安倍政権下の淀みからは、脱け出せるのではあるまいか……

マラソンの〝グラチャン=MGC〟はヨカッタ! / あとは最速ランナー分の代表キップ1枚づつ

-No.2189-
★2018年09月19日(木曜日)
★11.3.11フクシマから → 3115日
★ オリンピックTOKYOまで →  309日
★旧暦8月21日
(月齢20.1、月出20:40、月没09:41)


※きのう18日(水)は、旧暦8月20日。七十二候の「玄鳥玄(ツバメが南へ帰って行く頃」。あれほど酷かった暑さが、きのうは一転、肌寒いくらいの気温23℃でした。秋の始まりです。





◆「一発勝負」

 …のふれこみで陸上&長距離&マラソンファンの注目を浴びた、2020東京オリンピックの代表決定レース、日本選手権「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」が15日(日)、男女時間差スタートのオリンピックと同じコースで行われた。
 このレースで男女とも、1・2位が揃って代表に内定する。

  ……………

 戦前の予想では
 男子が出場30選手中、大迫傑(ナイキ=早大出、28)、設楽悠太(ホンダ=東洋大出、28)、井上大仁(MHPS=山梨学大出、26)、服部勇馬トヨタ自動車東洋大出、25、※写真・上右)の4人が「四天王」呼ばれて注目を浴び。
 あとは26人のなかから誰が勝負に絡んでくるか…。

 女子は、出場10選手中、鈴木亜由子日本郵政、27、※写真・中右)、松田瑞生ダイハツ、24)の2強に、くわえて好調の前田穂南天満屋、23、※写真・中左)、それにベテランの福士加代子(ワコール、37)あたりが絡んでくるか…。

  ……………
 
 さて、本番。
 男子のレース。

 直前の国家斉唱で、小渕健太郎コブクロ)さんの声が裏返るアクシデント?があって、選手たちの緊張していた顔に(えっ…)戸惑いがひろがる。

 つづいて、スタートの号砲が一発で鳴らず…2分くらい待たされる。
 選手ばかりか、観衆も、関係者も…みな、いちようにキンチョーの様子。

 このハプニングが(えぃ!)とばかり、一気にスウィッチ・オンにしてしまったのか(…どうか)、設楽悠太がスタ-ト直後から飛び出して、いきなり主導権をにぎる。このへん、いかにもマイペース男らしい。
 オール緊張状態のなかにあって、ひとりリラックスの笑みを泛べた表情に見えたから、前日、記者会見での発言どおり(きめていた)のかも知れない。

 5km、10km、15km、20kmと、東京の銀座・浅草といった目抜き通りを、日本新記録のペースでひとり旅。
 いい度胸だ、と思った。
 というか、これが彼の設定した〈世界と闘えるランナーの条件〉だったのだろう。
 だから、この代表決定レースを、まず、ぶっちぎりで勝たなきゃいけない。
 
 それでも、ぼくは、5kmくらいまでは状況(自分の調子やほかの選手たちの動向)をたしかめてから、「行く」のではないかと思っていた。
 設楽くんは、もともと、(もちろん先頭を)ひとりで走るのが好きなタイプだ。
 調子もヨカッタのだろう。 
 きっと、いい気もちだったろう。
 ぼくにも、これは(イケてしまうかも知れない)気がしてきた。

 ただ、スタ-ト時の気温27℃近く、湿度も60%以上。
 解説の高岡寿成(元マラソン日本記録保持者)さんが「選手にとっては(蒸し)暑い」と言っていた。
 気温はレース中、いうまでもない、もっと上がった。

 この設楽くんの飛び出しスパートが、ほかの選手たちに与えた心理的な影響も大きかったはずで。
 だれにも、(このままイカれてしまうかも…とすれば、のこる代表枠はあとひとつ)のプレッシャーがあったろう。
 走っている間は、(じぶんが勝つこと以外)ナニも考えないのが鉄則。疲労は脳から始まる。
 設楽くんは、おそらく無心。2位集団の選手たちには、余計な脳疲労。これはデカい。

 それが、とくにストイックなタイプの大迫くんには、響いたのではないか。
 どうも調子がよくなかったらしい、井上くんにもきっと……
 
 その後の展開は
 スタート直後から飛ばして独走、一時は2位グループに2分以上もの差をつけた設楽くんが、やはり暑さのせいか、中間点をすぎたあたりから徐々にぺ-スダウン。
 ここからが、後続ランナーの〈見せどころ〉だったが、神野大地(青山学大出=セルソース、26)、佐藤悠基東海大出=日清食品、32)、中本健太郎(拓大出=安川電機、36)ほか、いずれも十分な見せ場はつくれないままに後退。 

 設楽が30kmすぎから失速状態になるなか、勝負どころとされた37km付近、上り坂にかかるあたりで、ついに2位集団につかまり抜かれたときの表情には、もう余力がのこっていなかった(設楽2時間16分9秒の14位)。

 結局は、(設楽が脱落して)2つの代表の座をあらそうことになった、2位集団9人のなかから、最後にのこったのは、大迫、服部、中村匠吾(駒大出=富士通、26歳、※写真・上左)の3人。

 ラスト800mの最後の上り坂を制して勝ったのは中村(2時間11分28秒)くん。人一倍、暑さにはつよいこと。くわえてノーマークに近い位置にいたことが幸いしたか、自身26歳最後の日をマラソン初優勝で飾ることができ。
 瀬古(陸連マラソン強化戦略プロジェクトリーダー)さんに「あの3段スパートはすごかった」と言わしめた迫力には、ほんとに目を瞠らされ。
 ゴール後、母校駒大の恩師、大八木弘明監督と抱き合う姿がさわやかでもあった。
 
「つよい気持ちで冷静に」、かじりついて2位に入ったのは、(間に合ったぁ)感じの服部(2時間11分36秒)くん。
 
「最低限の最低限…、最後の脚がのこっていなかった…、力負け…まだ心の弱さがある」
 大学の先輩、瀬古タイプのクレバーが持ち味の男、日本記録保持者の大迫くんが、〝代表保留〟の悩ましい3位(2時間11分41秒)。

 (いるとすれば…)勝負の神さまの〈匙かげん〉、なかなか…隠し味のシオがピリッと効いていた……

 勝負どころの最後の上り坂で、選手の蹴る足もとがクローズアップされるなか、目立ったのがピンクの厚底「ナイキ」のシューズ。
 男子上位3人にくわえて、女子2位の鈴木もこのシューズだった。

  ……………





 女子のレースは、20分後にスタート。
 気温は、すでに31℃を超えて…苛酷。

 こちらは、人数が少なかった分、波乱も少なく。
 しかし…(まんがいち〝代表保留〟の3位になった場合を考えると、できるかぎりいいタイムで走っておきたい)思いが共通してあったのだろう。
 すでに気温28℃の暑さのなか、レースはハイペースで展開。

 …といっても、わずか10人。
 第1集団も第2集団もない、先頭グループからこぼれたら「はい、さよなら」みたいに寂しい。

 その1人に、前評判の高かった松田が入ってしまう。
 15kmすぎから遅れはじめたのは、緊張で自慢の筋肉が縮んでしまったのか、走りがギクシャクするばかりで後退。

 女子で、最初から仕掛けてイクとしたら加代ちゃん(福士)かと思っていたのだけれど…こちらも走りに冴えがない。トシかな(ゴメン!…)。 

 20kmすぎの銀座通りで抜け出した前田が、追う鈴木との差をじりじりと広げ、
「気がついたら誰もついてきていなかった…」
 好調そのままに行け行けどんどん、最後は独走でフィニッシュ(優勝タイム2時間25分15秒)。

 2位で代表内定の鈴木は、タイム2時間29分02秒と、4分近くも遅れ。暑さと終盤の上り坂に喘いだ。

 ドラマだったのは、3位で〝代表保留〟の小原玲天満屋、29)。
 最後の猛追も「もう足が千切れそう」で、鈴木に4秒遅れの2時間29分06秒。
「またやらかした、首の皮一枚つながる結果」と苦笑いのワケは、2016年名古屋ウィメンズマラソンで自己ベストの2時間23分20秒をマークしながら、2位の田中智美(第一生命、31)に1秒およばず、惜しくも五輪代表を逃していたからだ。
 
 (いるとすれば…)勝負の神さま、女子の場合はその〈匙かげん〉、ちと…サビが効きすぎた、といえる…が。

 闘い済んで、「すっきり」気分。
 アレコレ議論はあるようだけれど、いっさい依怙贔屓〔えこひいき〕なしの(コレでいい)のではないか。

◆のこり1枚の代表キップに賭ける

 さぁ、これで。
 のこる代表キップは、男女各1枚。

 このMGCでの2枚が「最強キップ」なら、もう1枚は「最速キップ」になる。
 選考条件は、来年3月まで陸連指定の各3レース「ファイナルチャレンジ」で、設定された〈タイムを満たして、かつ最速〉の選手に。該当者がなければMGC3位(男子=大迫、女子=小原)の選手に決まる。

【設定タイム】は
 〇男子2時間5分49秒大迫傑日本記録更新タイム)
 〇女子2時間22分22秒日本記録野口みずきの2時間19分12秒)

 はっきり言って、男子の方がハードルが高い。そのかわり、日本記録が出せれば1億円のボーナスとダブル獲得なのだから。魅力もデカい。

 MGCで結果を出せなかった選手の、ほとんどがチャレンジしてくるだろうし。
 実業団長距離界の雄、ここまで音無しできた旭化成勢も、まさか黙ってはいまい。
 すっかり「箱根駅伝」組に席巻された感のあるここまで、他の出身選手が巻き返すか、箱根組でキマリかも興味ぶかい。

 みずからの記録破りに挑むか、オリンピックへの調整をしながらひたすら待つか、ハムレットの心境は、大迫くんだろう。
 瀬古さんほか多くの関係者は「出ない方がいいと思う」らしいが、青学大の原監督は「大迫くんも、服部くんも、悔いのないよう走ったほうがいい」という。
 亡くなった『ゴールへ駆けたガキ大将』の小出義雄監督なら、さて、どう言うか。

 いずれにしても、考え方は人それぞれ。
 本人に「悔い」がなければ、それでいいと思う。
 (他人がごちゃごちゃ言うことはなかろう)

 注目は、むしろ、設楽くん。
 MGCのレースプランについて、後悔は「ないです」とキッパリ言ったのはいい。
 あとのことを「今は考えたくない」のも、正直なところだったろう。

 大方の見方は、「新記録をねらえる一番手、とうぜん走る」。
 彼は、実業団(ホンダ)の所属だから、その意味でもチャレンジしない選択肢はなさそうに見える。
 しかし……。
 
 設楽くんは、〝真夏〟の〝湿度も高い〟マラソンランナーにとって〝最悪のレース環境〟を、本心どう思っているか。
 マイペースの彼ならではの思考があるはずで…「走らない」選択もありそうな気がするし…それこそがサイコーに彼らしい気もする。

 たとえば、あえてオリンピックを回避、これからは「世界新記録のねらえるレースを選んで走る」宣言をするとか……
 この場合も、本人に「悔い」のない選択でいい…とぼくは思う。

 女子は、男子にくらべるとハードルは低いし、主要な選手たちはみんな、加代ちゃん(福士選手)も含めて「いっぱつ」ねらってくるんじゃありませんか!

◆それよりもヤッパリ〝暑熱対策〟でしょう!

 15日、MGCのレースで一番に痛感させられたのは、ヤッパリというかキッパリ、「なんとかならんか、この暑さ」だった。

 それでも男子の方は、スタート時間が早かったこともあって、まぁ…なんとか大過なくすんだけれども。
 女子の方は、スタート時点ですでに30℃。

 ほとんどの選手が暑さに苦しみ、ゴール後、優勝の前田は脱水症状で病院に運ばれ、2位の鈴木もインタビュー台に上がるとき段差に躓きかけ、3位の小原は頽〔くずお〕れて膝をつき、しばらくは立つことができなかった……
 
 このオリンピック・マラソンコースは、いうまでもなく話題の「遮熱性舗装」だったはずだが…「コースが走りやすくて助かった」という声を、ぼくは聞いていない。
 路面からの反射も軽減されることはなかったようで、多くの選手がサングラスを手放せなかったのは、気の毒だった。

 レースの翌日は、しのぎやすい曇りがちの天候で。
「きょうの天気なら、設楽くんの独走は成功していたかも…」
 関係者からは、そんな声もあったくらいだ。

 いまは、屋外競技の選手たち向けに、精細な気象の予報サービスもある。
 選手諸君には、暑熱対策にくわえて天候対策も、ぜひ、怠らないでほしい。

  ……………

 ところで
 2020TOKYOのマラソンで、日本にメダルのメはあるか?
 これ(KGCの結果)で「可能性はでてきた」とヨイショする向きもあるようだけれど、ぼくはアマイと思う。
 
 レース後、代表内定選手の口からそんなふんいきにつながる発言はなかったし。
 正直、まだ世界との差はあるよネ。
 地元の利で、やっと銅メダルに手がとどくかどうか…ってとこじゃないデスか。

「おげんきよう!」の明日へ…きょうは「おやすみ」

-No.2188-
★2018年09月18日(水曜日)
★11.3.11フクシマから → 3114日
★ オリンピックTOKYOまで →  310日
★旧暦8月20日、更待月
(月齢19.1、月出20:07、月没08:44)


ちょっとヒトコト…フタコト…ミコト ~No.83~  「コバンザメ」的〈腰巾着〉な生き方の真相

-No.2187-
★2018年09月17日(火曜日)
★11.3.11フクシマから → 3113日
★ オリンピックTOKYOまで →  311日
★旧暦8月19日、寝待月・伏待月
(月齢18.1、月出19:37、月没07:47)






★知られざる実像★

 なにしろ、ふざけた…というか、侮〔あなど〕られた…というか、ばかに妙ちくりんな名ではある。

 水中ダイビングをしないボクは、「コバンザメ」という名を与えられた魚を、水族館でした見たことがない。つまり、触ったこともなければ、もちろん食べてみたこともない。…そう…食べたいと思ったこともなかった。

★なにしろ貧相な魚である★

 ぼくは〈貧相〉というものに〈運否天賦〔うんぷてんぷ〕〉の不都合を感じる。じつに「ふとどき」で「不埒〔ふらち〕なものと思う。「貧相は外道である」と断じたいくらいの憤りさえおぼえる者ダ。

「コバンザメ」は貧相な魚である。
 成長しても人間でいえば子どもくらい(70cm)の、やたら細長いだけの魚体は体高にくらべて体長が8~14倍に達するという。
 そんなガラっぽい体には、鰓ばかりが矢鱈に目立つ。

 体側には太い黒条がとおって、どこかしら、〝掃除魚〟で有名な「ホンソメワケベラ」に似たような…と思っていたら、なんと実際に「コバンザメ」の幼魚にも掃除魚生活をおくるものがある、そうな。
 (要は、そんなふうな生き態の魚……)

★ぜんぜん光っていない、小判のヒミツ★

 せっかく〈小判〉の名をいただきながら、きらびやかに輝くこともなく、ついでに勇猛な〈鮫〉とも全く無縁のスズキ目の魚である。

 唯一、目覚ましい進化の冴えを魅せる頭上背面の「コバン」は、じつは背鰭の一部が変形した〈吸盤〉なのだが、コレがなかなか精巧なデキで。
 ご覧のとおり、横向きに並んだ〈隔壁〉がミソで、これを操ることによって大型魚に吸い付いたり、あるいは離散したりする。

 そのシステムは
  ①吸い付くときは、その大型魚に接触すれば、吸盤の隔壁が立ち上がる。
  ②…と、海水との間に水圧差を生じさせることで強力に吸着。
  ③この状態で、後ろ(尾の方)に引っぱられたって、なかなか、どうして離れる
   ものではない。
   つまり、大型魚が高速で泳いでもダイジョウブ!
  ④それで、事情が変わったときには、コバンザメは吸い付いた大型魚より早く泳
   げばよい。
  ⑤すると、吸盤の隔壁は元のとおりに倒れて吸着力を失い、ぶじ離脱に成功す
   る、という仕掛けダ。
 こうして彼らは、行く先こそ「あなたまかせ」ながら、省エネ、気ままな旅ができてしまう。

バガボンド(さすらい人)の悲哀か…★

 ただし、その細長いだけの魚体からもワカルとおり、食生活は裕福とはいえないようだ。

 クジラやイルカ、サメやカジキやウミガメなど、大型海洋生物(ときには外洋船などにも…)」に吸い付いて暮らし。
 (イルカがジャンプするのは邪魔くさいコバンザメどもを振り払うためである…とする説もあるくらい、シツコイらしい)

 その狩りのオコボレにあずかる…といえばイイようだけれど、それだって、よっぽどの大物でも仕留めめたときのほかは、大したことはあるまいし。
 現実の日常は、吸着した大型魚の寄生虫を齧るとか、排出物を喰わせてもらう、くらいが関の山だろう。

 こういう関係を「片利共生」とかいうのだが、実態は「おこぼれ寄生」にちがいない。

「コバンザメ」のもつイメージが、どうも、ぼくだけではない多くの人々のあいだに、パッとしない理由も、どうやら、そのへんにありそうな……

 ぼくが最近になって見た、海の記録映像には、海底に並んだ6~7匹の「コバンザメ」が、吸い付くのに良さそうな「移動物件」が通りかかるのを、待っているらしい情景。
 これには、ボク、わけもなく目頭がウルッとするのを抑えられなかった……

★見かけによらず旨い魚★  

 ただ、せめて「コバンザメ」の名誉のために、付言しておけば、このサカナ。
「好んで食べる人もいるくらい」
「外見からは想像もできないほど美味しく、白身に赤い血合いをはさん身肉は脂のノリもいい」
「親戚筋のスズキなんかより身質は上、舌ざわりからしてほのかに甘い」
「重宝な、いいサカナ、ばかにしちゃカワイソウすぎる」

 …などなどと、評判がよく。
 まだ食していないボクなんぞは、とりあえず「魚好きと言うワリにゃ…ねぇ」などと、陰口でもたたかれそうなアンバイである。

  ……………

 ここは、ひとつ。
 日本はもとより、ほとんど全世界の暖海域に棲み暮らす、この「コバンザメ」。
 じつは、大型魚に吸着して移動するばかりじゃなく、みずからの力で遊泳、回遊もする、という生き態を讃えて。

 海の「ヒッチハイカー」あるいは「ヒッピー」としておきましょうか! 
 

「おげんきよう!」の明日へ…きょうは「おやすみ」

-No.2186-
★2018年09月16日(月曜日、敬老の日
★11.3.11フクシマから → 3112日
★ オリンピックTOKYOまで →  312日
★旧暦8月18日、居待月
(月齢17.1、月出19:09、月没06:52)


「おげんきよう!」の明日へ…きょうは「おやすみ」

-No.2185-
★2018年09月15日日曜日
★11.3.11フクシマから → 3111日
★ オリンピックTOKYOまで →  313日
★旧暦8月17日、十六夜の月・立待月
(月齢16.1、月出18:41、月没05:56)


※きょうは、2020TOKYOのマラソン男女代表を決めるMGC(マラソン・グランド・チャンピオンシップ)レース。このあと8時50分男子、9時10分女子スタートでいよいよ始まる。もちろん、ぼくもテレビ中継にくぎ付け! 昼にはそれぞれ2代表が内定。昨夜、ひさしぶりに見られた満月のような輝きを、ぜひ見せてほしいものです。


「おげんきよう!」の明日へ…きょうは「おやすみ」

-No.2184-
★2018年09月14日(土曜日)
★11.3.11フクシマから → 3110日
★ オリンピックTOKYOまで →  314日
★旧暦8月16、満月・望月
(月齢15.1、月出18:13、月没05:01)


『マイセン動物園展』 /            夏やすみのオトナたちへ…

-No.2183-
★2018年09月13日(金曜日)
★11.3.11フクシマから → 3109日
★ オリンピックTOKYOまで →  315日
★旧暦8月15日、十五夜・仲秋の名月
(月齢14.1、月出17:44、月没04:06)


※きょう13日は、七十二候の「鶺鴒鳴(セキレイが鳴き始める)頃」。ぼくにはセキレイが秋口に鳴き始める…という認識がありませんでした(年じゅう鳴いてる気がします)、ゴメンナサイ。
※きのうは、一転、あの炎暑が日々がウソだったみたいな「熱冷まし」な1日。ホッとしたら、途端に、夏じゅうの暑気疲れがドッと溢れたみたいに、グッタリ、悄気〔しょげ〕てしまいました! …と、今朝もまたヒンヤリ目覚め、こりゃ一気に秋冷じゃ…身体がついてけんがぁ!!!













白磁洋食器のコレクション展…

 この展覧会が7月に始まることを知らされたとき。
 ぼくは(ボクには縁がないな…)と想った。

 ドイツ、エルベ川沿いの「マイセン」に西洋白磁の洋食器産地があり、その貴族趣味の高価なこと…くらいはボクも知っており。
 それゆえの(縁がない)想いだった。

 ぼくの趣味は、〈土〉の「陶器」にあって、〈石〉の「磁器」にはなく。
 質感でいっても、「やわらかい」「ぬくもりのある」陶器が好みで、「つめたい」「透明感のある」磁器はどうも肌があわない、そんな気がする。

 日本の産地でも、有田・伊万里や九谷といった磁器の名品を観ても(ふぅ~む)と唸るくらいがオチで、それ以上の感動にまでいたることは、これまで、ついになかった。

 これは、たいへんシツレイな言い方になってしまうけれども、(売り物を並べて展覧ですか…)とのイジのワルイ感想すら抱いたくらい。

 …でも、待てよ。
 (ここがボクらしいアマノジャクなところで)
 売り物にだって、歴史も発展もあれば変遷だってあるだろう、と。
 そっちの興味が湧いた。

 また、
 これまで手にしたことがなく、これからも手にすることはないだろうモノのほうが、コレクターや趣味人の見方とはちがった、つまり正直な鑑賞ができるだろう気も湧いた。

 そして、なによりのキメ手になったのは、「マイセンの技法」とやらが、ぼくの好きな動物表現にどれだけ成功しているのだろう…それを見とどけたかった。

  ……………

 出かけたのは新橋、汐留。新開発地区のパナソニック東京汐留ビル。
 家電を中心に、新築・リフォームの提案ショールームを展開しているメーカー・ビルの4階。

 貴重な美術品を展覧する〈美・術・館!〉のように、肩ひじ張らないふんいきはヨイ。
 そこには、期待と憧憬の瞳にくわえ、ぼくの第一印象とことなることのない、値踏みと商談ふうのくだけたムードもまじっていた。ははぁ……
 (主催側のネライは、夏やすみのオトナたちへ、というわけだな)

 さきに、〈見どころ〉をざっと紹介しておくと。
 17世紀初頭に、憧れの東洋磁器芸術に魅せられたドイツの王族によって設立され、以来300年の歴史をあゆんできたマイセン製品の、なかでも〈動物作品〉に着目。
 出品約120点のうち、9割が初公開(8割が彫像作品)になる、という。

 さて
 最初の展示《猿の楽団》から、つぎつぎに登場してくる動物たちは、ネコ、イヌ、サル、シロクマ、ペンギンなど、リアルで可愛い人気者たちだ、が。
 その多くに、神話や寓話を主題にした場面が設定さており、伝統的な西洋文化の香りがふりまかれる。

 そうして、ぼくは、マイセンの動物たちに特徴的な、あることに気づく。
 それは、言ってみれば「リアルすぎるまでのリアリティー」というもので、基本的に〈ボカシ〉をきらうからだろう、ときに、それぞれの動物そのものがもつ本性が、ちらりと、しかし鋭くあらわれてしまう。
 これは、日本人のもつ感性とは明らかに異質なもの。そこに、文化の相違を認める。

 だから、磁器作家やプロのモデラ―たちは、好んで動物の個性を際立たせようとする…のだが、表現のうえで成功しているのは、むしろ、たくさんの小花彫刻で装飾された「スノーボール」(写真、中段・右)上の、鳥や動物たち、ということになり。
 動物たちには、やはり、自然主義の方がお似合いだ。

 マイセンのリアルは、19世紀末から20世紀初〈アール・ヌーヴォー〉の時代に花開いた「イングレイズ・カラー」技法よる動物たちにも顕著で。
 これは、釉薬の上に絵付けをし、焼成後、絵の具が釉薬のなかに沈みこむ絵具による技法が、リアルの向こうに本性をあぶりだしている。

  絵具がはがれないので食器の装飾に最適なこの技法、繊細な造形や、やわらかな色あいで動物のこまやかな表情を伝える…というが、ざんねん〈愛すべき姿〉からは遠ざかるむきもあるようだった。

 ぼくが、『マイセン動物園展』を一覧しての結論を言えば。
「もっとも動物らしい〈愛すべき〉フォルムの創造に成功していたのは、マックス・エッサー(1920~30年代に活躍したマイセンのモデラ―)のベドガー炻器〔せっき=陶器の肌合いにちかい、石のように硬く焼きしめた器=日本の備前信楽にちかい〕による〈動物彫刻〉たちであった」(写真、上段・左がエッサーの《カワウソ》)

  ……………

※『マイセン動物園展』は9月23日(秋分の日)まで。紹介遅れ、お詫びします。

ちょっとヒトコト…フタコト…ミコト ~No.82~  『イージー☆ライダー』の時代

-No.2182-
★2018年09月12日(木曜日)
★11.3.11フクシマから → 3108日
★ オリンピックTOKYOまで →  316日
★旧暦8月14日、待宵月・小望月
(月齢13.1、月出17:13、月没03:09)






ピーター・フォンダが亡くなった★

 それは、奇しくも、ぼくが74歳の誕生日を迎えた8月16日。
 享年79。
 死因は、肺がんによる呼吸不全であった、という。

 (あぁ…)と、ぼくは太い息を漏らした。
 亡くなっていく、ぼくとなんらかの関わりのある人には、みな、それなりの感慨があるわけだ、が。
 彼、ピーターの場合は、〈相棒〉あるいは〈兄貴〉。
 同時代の空気を吸った、そう…まさしく「よう青春!」仲間であった。
 
『イージー☆ライダー』は、1969年アメリカ公開(日本公開は翌70年)。
 このアメリカン・ニューシネマの代表作は、〈衝撃作〉でもあった。
 
 ピーター・フォンダ制作、デニス・ホッパー監督で、2人が共演もした映画には、後に『カッコーの巣の上で』でアカデミー賞、主演男優賞に輝くジャック・ニコルソンも脇役で参加している。 
 
  ……………

 映画は上映時間94分と短めだった、けれども、ぜ~んぜんフツウじゃなかった。
 物語も、若者らしいボヘミアンロードムービーもので、密輸で大金持になった2人の男(ピーターとデニス)が、金をバイクのタンクに隠して、カリフォルニアからマルディグラ(謝肉祭)のあるニューオーリンズへ旅をする、途中での事件をきっかけに、意気投合した弁護士(ジャック)がこれに加わる。

 …と、まぁ、お話しとしては、そんなもん、なんですが。
 彼らの跨ってる、バイクが「凄ぇ!」
 1765年型のハ-レー・ダビッドソン、パンヘッド・タイプのエンジンは排気量1200ccで。
 フレームはフルメッキのフルカスタム仕様。タンクとメットの塗装は星条旗……という。
 ピーターの〝チョッパー〟なんぞは、とくに記念碑的な名品といえた。
 
 じつは、その頃、ぼくは、大型バイクに憧れており。
 それもインディアン・ハーレーという、まるで〝馬に跨ったような〟バイクに乗るのが夢。
 ぼくの股下サイズおよび膂力で、大型バイクに跨れるか、の課題に向きあっていたのだ…けれども。
『イージー☆ライダー』のバイクは、それさえも軽く一蹴してしまって…もう、笑うしかなかった。

  ……………

 ヒッチハイクのヒッピーをひろって、彼らのコミューンに立ち寄ったり、キャンプファイアを囲んでマリファナを吸ったり、彼らは自由を謳歌する気ままな旅人だったが。
 やはり、アウトサイダーであり、いわゆる「市民社会」からは警戒・忌避される存在。

 かつての〈移民〉たち、〈開拓魂〉の人たちも、いまは獲得した豊かな市民生活を〈保守〉したい立場。
 自分たちの日常を脅かすような〈変わり者〉は邪魔でしかなく。
 彼らが、遭遇することになった衝撃的な結末は、(想えば…)いまのアメリカ社会を彷彿とさせる、殺伐とした酷〔むご〕い現実であった……

  ……………

 この時代は、ベトナム戦争が泥沼化のきざしを見せ。
 ウッドストック・フェスティバル(愛と自由をテーマにした3日間にわたる野外音楽コンサート、ことしはフェスティバルから50年になる……)に沸き。

 映画では、この『イージー☆ライダー』と、学生たちの抗議活動と青春を描いた『いちご白書』(1970)、世界恐慌時代の銀行強盗〝ボニー&クライド〟を描いた『俺たちに明日はない』(1967)が、アメリカン・ニューシネマの人気作として記憶される。

 なお、『イージー☆ライダー』はその年のアカデミー賞助演男優賞脚本賞にノミネートされたけれども、受賞はのがしている。

 その後、ピーターは1997年『木洩れ日の中で』で、ゴールデングローブ賞、 主演男優賞 (ドラマ部門) を受賞。アカデミー主演男優賞にもノミネートされたが、受賞をのがし。
 そのとき、フォンダを破ってオスカーを手にしたのは、あの『イージー・ライダー』時代からの旧友ジャック・ニコルソン(『恋愛小説家』)であった。
 
 また、この映画のエンディング・テーマ曲には、最初ボブ・ディランの『イッツ・オールライト・マ』が予定されていた。

  ……………  
 
 1970年(昭和45)は、ぼく25歳。
 気分は、ばっちりヒッピーだったが、〈ヒッピー・スタイル〉は、てんで似合わず! 

 3月31日に、 日本航空よど号ハイジャック事件が発生し。
 11月25日には、 三島由紀夫が市ヶ谷の自衛隊東部方面総監部にて割腹自決(三島事件)を遂げ。

 その頃の巷には、藤圭子『圭子の夢は夜ひらく』や、ちあきなおみ『四つのお願い』、サイモン&ガーファンクルの『コンドルは飛んで行く』などの曲が、流れていた……
 

「おげんきよう!」の明日へ…きょうは「おやすみ」

-No.2181-
★2018年09月11日(水曜日)
★11.3.11フクシマから → 3107日
★ オリンピックTOKYOまで →  317日
★旧暦8月13日、十三夜
(月齢12.1、月出16:39、月没02:13)


「床暖房」工事につき〈おやすみ〉いただきます……(1/9)

-No.2191-
★2018年09月21日(土曜日)
★11.3.11フクシマから → 3117日
★ オリンピックTOKYOまで →  307日
★旧暦8月23日、二十三夜の月
(月齢22.1、月出22:01、月没11:41)




◆手もと不如意

 前にも申し上げましたが…。
 今シーズンは、《11.3.11》東日本大震災被災地東北・巡訪の旅、をとりやめました。
〈手もと不如意〉につき、費用の工面がつかず。

 リビングに「床暖房」を施すことになり、その入費がかさむことになったから、やむをえません。
 ハイ、ぼく、根っからの「暑がり」で「寒がり」。
 これも歳のせいでしょう、その傾向は増すばかり。少しでも動きやすい環境を、ととのえておくことにしました。
 立ち居振る舞いが不自由になったら、もうイケマセンからね……

 また、これをチャンスに、「ぼくの住まいのくふう」を、このブログのテーマのひとつに、加えさせていただきましょう。
〈書き〉あきないように、〈読み〉あきられないように……

 よろしく、お頼みします。 
 

渋谷ゆらめく -其の参- /          公共放送…NHK(日本放送協会)は安泰か…!?

-No.2180-
★2018年09月10日(火曜日)
★11.3.11フクシマから → 3106日
★ オリンピックTOKYOまで →  318日
★旧暦8月12日
(月齢11.1、月出16:00、月没01:18)





◆「はぃ、NHKさんは、こちら」

 渋谷区役所の、通りひとつ挟んだ向かいは、NHK。
 いうまでもない渋谷は、〈NHKの街〉の側面をもつ。

 通りからは、NHKホールの 建物が見える。
 ぼくは、(NHKは安泰か…!?)と、懐疑的に想う。

 こんどの参院選では、「N国党」(NHKから国民を守る党)が山本太郎ひきいる「令和新選組」とともに支持を集め、当選者を出したうえに、揃って政党要件を充たして〝諸派〟から脱してみせた。

 「N国党」の主張は、NHKの〈スクランブル放送化〉。
 つまり、「観たい者だけに有料で配信すべきだ」という。

 このことに、ぼくには、ひとつの感慨があった。
 
 ぼくも、もうずいぶん前のことになるが、じつはNHK受信料の不払いに挑んだ時期がある。
〈選択視聴制〉にすべき、ということでは、同じで。
 少なくとも、「それなら観たくない」選択の余地が、国民になければならない、ということだった。

 2000年の前後に、NHKでは不祥事の数々があったわけだが……
 ぼく個人にも、〝NHK体質〟を見せつけられる体験が、いくつか重なってあった。

  …………

 ひとつは、あるチャレンジ旅の途中でNHKの番組から出演の依頼があり、これが移動中の九州から東京のスタジオへ来てくれないか…という、乱暴すぎる話しで。
 まだ若かったボクは、(ジョウーダンでしょ!)即座にお断りしたのであった。

 また、お祭り好きなボクは、各地の祭礼を取材して歩いた時期があるのだ、けれども。
 その、いくつかの場面で、「NHKさんは、こちらへ、どうぞ」と、主催者から特別席をあたえられるのが、唯一の、公共(国)の、全国放送網を握るNHK取材陣なのであった。

 そんなふうに、あからさまに媚びる主催者側にも腹が立ったが、そもそも、NHKにそっぽを向かれては成り立たない事情がワカッテみると、政府(総務省)の外郭団体、特殊法人の権威を背にした傲慢がイヤラシかった。

 (とくに中央からは遠い)地方での、NHKの存在は、ほとんど自衛隊と同等…といってもいいくらいなのであった。

 ほかにも、まだあるが……
 要は、そんな体質をいまだに秘めるNHK、ということ。

 それゆえ、抵抗をこころみたNHK受信料不払い。
 その頃、受信料は集金人が集めに来て、支払い拒否をする家は、ベテランの担当になり。
 ずいぶん、ねちねちとシツコイ攻勢があったことを覚えている。

 結局は、4~5年でいったん〈矛〔ほこ〕をおさめ〉たわけだが、そのワケは、集金人の対応にボクが専念できるわけだはなかったことによる。
 亡くなった母や、かみさんに、このイヤな役目はさせられなかった。
「だって、観るでしょ」には勝てなかったし、「映るから観てるだけサ」は理由として脆弱にすぎる。 
 
  …………

 NHKホールには、この冬。NHKらしい催し
 第19回『地域伝統芸能まつり』を観に行き、「盛岡さんさ踊り」(岩手県)や「花輪ばやし」(秋田県鹿角市)、「早稲谷鹿踊」(宮城県気仙沼市)や「長崎くんち龍踊」などを観てきた。
 応募に当たっての観覧は、これで2度目。

 同じく、これぞNHKの
紅白歌合戦」の応募には、まだ一度も当たっていない。
 いまNHKでは、公開番組などへの応募を「視聴料を払ってくださっている方」にかぎっており…つまり、それだけの不払い者が、まだ相当数あることを物語る。

 NHKという公共放送は、〝国営放送〟でこそない…けれど。
 いくら「N国党」がガンバっても、「ぶっつぶ」されることはないだろう。
 政権にとっても、唯一全国区を縄張る公共放送の魅力は手放せない。
「不偏不党」に見せかけながらの、政権寄り放送はこれからもつづくだろう。

 しかし、時代のうごきは〝安泰〟を許しそうもない。
 テレビという媒体そのものが、存続の危機に立たされている事実にはキビシいものがあるし。
 他のメディアもふくめて、ジャーナリズムがいかに生きのこるか…は、もっとキビシいゲンジツに直面している……

 NHK放送センターの敷地の、すぐ右には、国立代々木競技場。
 その向こうには、代々木公園から明治神宮の森にかけての広大な緑地が、ついに来年にせまったオリ・パラ競技会の開催を待っていた……

 勝負どこです「NHKさん」!
 

台風15号〈首都圏直撃〉か…の吾が家の顛末

-No.2179-
★2018年09月09日(月曜日)
★11.3.11フクシマから → 3105日
★ オリンピックTOKYOまで →  319日
★旧暦8月11日
(月齢10.1、月出15:16、月没00:25)


※きのう8日(日)は、二十四節気の「白露(秋気くわわる頃)」、同時に七十二候の「草露白(草に下りた露が白く光る頃)」でした。台風一過で秋深まるか…。




◆「避難準備情報」が流れるなか…打ち上げ〈花火〉の〝怪〟

 (これは東京都町田市のハナシです)

 2019年晩夏9月。
 台風15号が、中部(南ではない…)太平洋に発生したとき、イヤな感じがしました。
 その警戒感は、間もなく発表された進路予想が、南東から北西方向へとカーブしながら、東京湾直撃をうかがうカタチに示されて、決定的になりました。

 上陸マチガイなし!
 アプローチ距離が短いぶん、巨大な勢力にまで発達する怖れはないものの。
 大洋でたっぷり吸い上げた水蒸気、暴風雨雲を発達させきった勢いそのままの上陸は脅威です。

 いつもコース、南から列島を北上してくるとか、いったん日本海に出たあと列島を横断してくるとか…というケースとはちがって、勢力の減衰するヒマがないからです。

 厳重警戒セヨ!
 気象庁ほかの報道機関から、間断なくながされる情報にうながされるまでもなく。
 ぼくは、家の外まわりの片づけは、上陸予想1日前にはすませました。
 発生からわずか3~4日での襲来に、その進路・速度にヤキモキするヒマはありません。
 その意味では、気の短い都会人向きの台風パターン、と言えなくもありません。

 町田市でも横浜寄りのはずれに位置する吾が家のあたりは岩盤の堅い高台。
 したがって、出水の心配はまずありません。
 あるとすれば風による被害、それと傾斜地の土砂崩れ、あとは郊外の高台ゆえのインフラ事情、災害があったときの水道・電気・ガスの復旧の遅れを覚悟しなければなりません。

 ……………

 そうして、きのう8日、日曜日。
 ふだん以上に混雑した、近所のスーパーでの買い物をすませ。
 もういちど、外まわりの確認をして。

 午後になると、断続的な驟雨にみまわれはじめ……
 (掲載写真は、その台風驟雨で大きく育った雨粒が陽光を反射、吾が家の軒先に創り出したいっときの光輝です)

 夕食の頃には、町田市からの「避難準備情報」が、メールなどを通じて発表されはじめました。
 河川沿いの低地など、警戒地域に在る家の住人は、「イザというときに備えて準備をしておくように」ということデス。

 首都圏への上陸は翌くる9日、月曜の未明3時頃と予想されており。
 直近の進路予想を見ても、首都圏直撃はいうまでもなく、町田付近に向けて台風の中心〈まっしぐら〉といった状況に、イヤでも緊張させられます。

 なぜ〈まっしぐら〉とまでワカルのか…疑問をいだかれる方もあるでしょう、が。
 気象予報の地図を見てもらえば、一目瞭然、東京都下、西の外れから神奈川県横浜市の方へ、〝盲腸〟みたいに垂れ下がる部分がある…そこがまさしく町田市の吾が家あたり、というわけ、なのデス。

 刻刻と伝えられるニュースが、台風の接近を知らせてきます。
 中心付近の気圧960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速40m、瞬間最大風速は60m。
 さいわい〝超〟がつくほどの大型台ではない、けれども〝強い〟台風にはチガイない。

 しかし、これも台風が接近するときのキマリで、いよいよ接近する直前には〈嵐の前の静けさ〉というトキがあります。
 
  ……………

 ふだんは、まぁガンバって起きているのは10時すぎくらいまで。
 この日は、11時ころまで粘った末に、家じゅうの、雨戸を閉め(雨戸を閉じるのは直前です、それまでは外の様子がワカラナイといけません)。

 台風の進路が少しでも東へズレてくれるように祈って(台風特有の反時計まわり風が強くなるのは進路の右側)、就寝しました。
 翌3時頃には暴風に叩き起こされ、とても寝てなんかいられない…でしょうから。

  ……………

 ところが、翌朝、ぼくが目覚めたのは、ナント…空が白みはじめた5時頃。
 叩き起こされる、どころか、(ナニこの静けさは…)という不審感からでした。

 小窓を開けて見ても、たしかに強い風はあるものの、それも、木の葉や小枝が吹き散らされている程度にすぎません。
 (台風が直前まで来てトツゼン消滅?…)なんてことはアリエマセンから、どうやら進路が切望の方角へ少しズレてくれたらしい…。

 スマホの台風情報を確認して見ると、「午前4時頃、千葉市付近に上陸」とのこと。
 かみさんの証言によれば、2時半だったか3時頃に「いっときゴーっと来たわよね」とのこと。
 (ぼくはマルデ気がつきませんでした)

 さすがの〈強い台風〉も…すぎてしまえば、まことにアッ気ない。
 いつもの、この島国に特有の、恒例行事。
 テレビの画面にも、流れるのはもっぱら〈事後報告〉ばかり。
  
  ……………

 ぼくは、思うのデス、が。
 近ごろは〝激症〟傾向にある気象に対して、「線状降雨帯」とか「線状積乱雲」とか、注意喚起の名付けが流行りです、けど。

 もともと陽・雲・雨・風といった気象のすべては、「団塊」か「線状」なんですよネ。
 どんなに激しい気象といえども、どこまでも広がることは、ありえない。
 …ということは、つまり、災害に見舞われるか…否か…という状況にしても、この「団塊」あるいは「線状」に在るか…それとも外れるか…にかかっているワケです。

「予報(予想)が外れた」のではなく、「災害帯に入らずにすんだ」わけで。
 こういう考え方ができるようになれば、「防災」ではない「減災」の効果もあがっていくでしょう。

 昨年でしたか、新幹線の急な「予告運休」があったときには、さすがに「急にすぎる」感があった鉄道の「計画運休」。しかし、
 今年は、各社それぞれの事情に合わせながらも、JR東の全線計画運休をはじめ、それなりに計画徹底されてきて、まだくふうの余地ありとはいえ、トータル結果は「よかった」ようで。
 これなんかも、ギリギリまで運休なしでガンバルのが、けっしてベストではない、頭の切り替えができたのは〈進歩〉だと思います。

  ……………

 ただ
 ぼくの地域では、こんな信じられないコトもありました。

 近所に成瀬杉山神社があります。
 9月吉日の祭礼に、打ち上げ花火があることでも知られています。
 それが昨日8日でした。

 さすがに「ことしは中止だろうね」と思っていたのですが。
 夜7時になったらド~ンときたんで、ビックリ。
 台風の接近する前の、そのときは、雨こそ上がってはいたものの、町田市からは「避難準備情報」が出されたばかりのとき。
 
 まぁ…たいした規模のものではなく、30分ほどですみました、けれども。
「市民に注意を喚起する」目的だった、とも思えません。
 市には届けが必要だったはずだし、市から「中止要請」もなかったのでしょうか?
 その時と場合を思うと、「なにを考えているのか」、その気が知れませんでした。

 もっとも、それも大過なく台風がすぎ去ってしまえば。
 こちらにも、あえて文句を言うほどの気はなくなっていましたっけが……